初心者でもわかる!就労移行支援・就労継続支援A型・B型の利用者通所率(出勤率)を徹底解説

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はじめに

障害者の就労支援を目的とする「就労移行支援」「就労継続支援A型」「就労継続支援B型」は、社会との接点を作る自立を支援する重要な制度です。 「利用者通所率」は、事業所の運営利用者の生活安定に関して深く重要な指標です。

この記事では、「通所率とは何か」から「なぜ重要なのか」、そして「通所率を高める方法」まで、わかりやすく解説します。

通所率(出勤率)とは何か?

「通所率(出勤率)」は、利用者が事業所に通所した日数の割合を示します。具体的には以下の計算式で求められます。

通所率(%)=(実際の通所日数 ÷ 指定された通所可能日数)× 100

事業所の開所日が20日間で、15日通所した場合
通所率=(15 ÷ 20)× 100=75%

就労移行支援事業所の平均通所率と当社比較

就労移行支援事業所の平均出勤率(ワムネット調べ)

2021年 2022年
事業所数 171 163
利用率 74.5% 73.4%

当社の就労移行支援事業所の通所率

2021年出勤率 2022年出勤率
4月 83% 85%
5月 84% 85%
6月 93% 89%
7月 96% 95%
8月 97% 92%
9月 88% 88%
10月 95% 88%
11月 85% 87%
12月 90% 86%
1月 89% 86%
2月 88% 86%
3月 90% 89%
平均 89.8% 88.0%

上記の表のとおり、当社の事業所の通所率は、全国平均を15ポイントほど上回っています。当社のサービス管理責任者・支援員に通所率を向上させる工夫を聞いてみました。

①とにかく褒める事、評価する事                                                    ②職員全員が笑顔で元気である事                                          ③必ず、名前で呼ぶこと(あだ名を付けたり)                                   ④声かけ「また、明日なぁ」「半日でも1時間でもおいで!」「話、聞くよ」                            ⑤楽しいカリキュラムの実施                                                  ⑥指導する時、最後は笑って終わらせる。利用者が引きずらない事が重要                            ⑦出勤率の低い利用者には定期面談をしている

利用者との信頼関係の構築、コミュニケーションを第一に現場では実践しています。利用者も我々と同じように感情を持っています。少しでも不安を解消させて自信を付けさせる事を優先に支援しています。

就労継続支援A型の平均通所率と当社比較

A型事業所の平均出勤率(ワムネット調べ)

A型 2021年 2022年
事業所数 337 313
利用率 85.6% 78.2%

当社の就労継続支援A型事業所の2021年~2023年の出勤率

2021年 2022年 2023年
利用率 90.4% 89.6% 91.20%

当社のA型事業所も就労移行支援と同じく、全国平均を大きく上回っています。A型も利用者との関係性を深め、積極的にコミュニケーションを取っています。また、A型は雇用契約を締結するため必然的に出勤率は高くなります。当社は毎年、就職決定者を8名~12名輩出しています。就職(社会復帰)をするマインドを作る環境づくりも大切でしょう。

当社の事業所見学に多くの事業者(同業他社様・行政・企業等)が来られています。詳しいご説明をさせていただきますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

就労継続支援B型事業所の平均通所率

B型事業所は概ね55%~65%の出勤率です。また、フルタイムの方から週1回勤務の方まで様々です。そのため、B型で20人定員の事業所は60人~70人程度の利用者を獲得する必要があります。在宅ワークが可能なB型事業所であると、出勤率は大幅にアップします。

出勤率が低下する理由とは?

通所率が低くなる背景にはさまざまな理由があります。B型に通所する利用者は、A型に通う利用者よりも障害の程度が重い方が多いことが挙げられます。それ以外の要因としては、

  • 身体的・精神的な健康問題
    疲労やストレス、うつ状態などが通じます。
  • 家庭や環境
    介護の問題や家庭内の問題、通所手段の不備が影響する場合も。
  • 事業所に関する不安な要素や悩み事
    作業内容が利用者に適していない、または職員とのコミュニケーション不足等が原因となることもあります。

通所率を向上させるための方法

  • 健康管理のサポート

定期的な健康チェックや、カウンセリング体制の配備等、利用者が安心して働ける環境を充実させることが効果的です。

  • 柔軟なシフト対応

利用者の体調や生活リズムに合わせたシフト調整を行います。

  • 通所手段の整備

送迎サービスの充実や、交通費補助制度の導入を検討しましょう。

  • モチベーションの向上

例「目標達成カード」など、小さな目標を設定し、達成感を得る仕組みを作るのも有効です。

まとめ

通所率を改善させるためには、利用者とのコミュニケーションや環境づくり、やりがいのある生産活動収入などが大切です。通所率が向上すると売上も上がる形になるので、魅力のある事業所を作りましょう。

就労コンサル MATSUBARA
就労コンサル ishikawa

はじめまして。
コンサル担当のI.Nです。
私は大学を卒業してから約20年間、人材紹介・派遣業界に携わってきました。
新規営業からスタートして既存営業、責任者とステップを踏んできました。
一般の紹介会社や派遣会社にも何かしらの障害を持った方々から相談を受けてきました。
そんな時に当社代表の松原と出会い、転職を決意してコンサル部門を担当しております。
細かい行政ルールを覚えることも大切ですが(ここはコンサルに任せてください)
重要なことは、集客・生産活動収入(A・B)・利用者就職のバランスを考えて対応することです。
1つ欠けてしまうと売上も安定しません。
多くの事業所が少なからず課題を抱えているのが現実です。
我々にお任せいただければ、様々なご提案ができるかと思います。
お気軽にお問い合わせください。

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