賃金向上達成指導員配置加算のわかりやすい説明と導入メリット:就労継続支援A型と関連して

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 賃金向上達成指導員配置加算とは?

賃金向上達成指導員配置加算とは、賃金向上計画または経営改善計画と利用者のキャリアアップの仕組みを策定している事業所が、計画内容の達成に取り組む職員を、人員配置基準に定められた職員とは別に常勤換算で1人以上配置した場合の加算です。

※賃金向上計画とは、生産活動収入を増やすために新規の営業活動や新たな商品開発、労働時間の増加など、賃金向上に結び付く取り組みに係る計画の事を指します。なお、就労系の留意事項通知にて、経営改善計画書をもって賃金向上計画に変えることも可能とされています。

 賃金向上達成指導員の役割

賃金向上達成指導員は、賃金向上計画や経営改善計画の達成に向けて積極的に取り組む指導員です。

賃金や工賃の高い業務委託を探すための営業活動

②需要がある商品を作るための調査

③長時間働いてもらうための環境づくり

④受注している作業の請求交渉

⑤作業工程の見直し

利用者のキャリアアップの措置

この加算を算定するには、就労継続支援A型と雇用契約を締結して働く利用者のキャリアアップを図るための措置を講じている必要があります。具体的には下記の実施が必要となります。

①昇格・昇進・昇給などの仕組みが就業規則に記載されている事

②賃金規程などに段階別に昇給額が記載されている事

③該当者がいる場合は実施されている事

※キャリアアップした利用者がいない場合でも差し支えありませんが、仕組みがあるのにも関わらず合理的な理由がなく該当者がいない場合は、この加算の算定要件を満たしていないと判断されることもあります。

単位数と計算式

賃金向上達成指導員配置加算は利用定員に応じて決まります。

20人以下 ・・・70単位
21人以上40人以下 ・・・43単位
41人以上60人以下 ・・・26単位
61人以上80人以下 ・・・19単位
81人以上 ・・・15単位

利用定員20名以下、1日平均18人稼働、1ヶ月21営業日の計算式

70単位×10円(地域区分)×18人×21営業日=264,000円/月

要件を満たすことが可能であれば、積極的に算定しましょう。特に常勤換算で余裕のある人員配置をしている事業所にはお勧めです。

まとめ

賃金向上達成指導員配置加算は、就労継続支援A型の場で利用者が自立した生活を送るための大切なサポートです。賃金向上達成指導員が適切に配置されることで、利用者のスキルアップや収入の安定が期待できます。

事業所にとっても、加算を得ることで支援体制が強化され、より多くの方々に充実した支援が提供可能となります。この制度が、利用者や事業所にとってより良い環境を作り上げ、福祉の充実に寄与することを願っています。

就労コンサル MATSUBARA
就労コンサル ishikawa

はじめまして。
コンサル担当のI.Nです。
私は大学を卒業してから約20年間、人材紹介・派遣業界に携わってきました。
新規営業からスタートして既存営業、責任者とステップを踏んできました。
一般の紹介会社や派遣会社にも何かしらの障害を持った方々から相談を受けてきました。
そんな時に当社代表の松原と出会い、転職を決意してコンサル部門を担当しております。
細かい行政ルールを覚えることも大切ですが(ここはコンサルに任せてください)
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