【就労継続支援A型のスコア表と多様な働き方】~利用者支援と事業所運営の完全ガイド~

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はじめに

障害を持つ方々が自立した生活を送るためには、個々の特性に合わせた多様な働き方の提供が不可欠です。就労継続支援A型では、利用者が働きながら収入を得るだけでなく、スキルを磨き、一般就労を目指すためのサポートが行われています。その中で「スコア表」は、利用者の能力を適切に評価し、最適な働き方をデザインするための重要なツールです。

本記事ではスコア表における多様な働き方について説明します。

目次

  1. 多様な働き方とは?
  2. 項目の内容
  3. 点数
  4. まとめ

1.多様な働き方とは

就労継続支援A型は、障害者が雇用契約を結びながら働く場を提供する福祉サービスです。利用者は事業所で業務を行いながらスキルを向上させ、一般就労に向けた準備を進めます。利用者の多様な働き方のニーズに対応することが就労継続支援A型における就労機会の提供の観点から必要であるので、「就業規則の整備状況」に応じて評価されます。項目は8項目あります。

2.項目の内容

①免許・資格取得、検定の受験推奨に関する制度                                    ②利用者を職員として登用する制度                                       ③在宅勤務に係る労働条件及び服務規律                                        ④フレックスタイム制に係る労働条件                                       ⑤短時間勤務に係る労働条件                                              ⑥時差出勤制度に係る労働条件                                               ⑦有給休暇の時間単位取得または計画的付与制度                                   ⑧傷病休暇等の取得に関する事項

3.点数

8項目の合計個数によりスコア評価点が決まります。(就業規則等で定めていること)

8項目の合計が5個以上→15点

8項目の合計が3個 or 個点→5点

8項目の合計が2個以下→0点

※就業規則等の定めは、毎年度4月1日時点の規定の内容で判断されます。

                                                                                                        

4.まとめ

令和6年度の報酬改定で、評価項目が5項目から8項目に増えました。そしてスコアの点数が最大35点から最大15点に減少しました。この15点はしっかりと確保しましょう。

重要な事は、社会的にも多様化が推し進められており、これは障害福祉分野でも同じことが言えます。利用者の目線で考えても、多様化が進んでいない事業所と雇用契約を締結することに疑問を感じるかもしれません。少なくとも5項目は多様な働き方を推し進め、近隣の競合他社に集客で遅れを取らないよう対策をしましょう。

就労コンサル MATSUBARA
就労コンサル ishikawa

はじめまして。
コンサル担当のI.Nです。
私は大学を卒業してから約20年間、人材紹介・派遣業界に携わってきました。
新規営業からスタートして既存営業、責任者とステップを踏んできました。
一般の紹介会社や派遣会社にも何かしらの障害を持った方々から相談を受けてきました。
そんな時に当社代表の松原と出会い、転職を決意してコンサル部門を担当しております。
細かい行政ルールを覚えることも大切ですが(ここはコンサルに任せてください)
重要なことは、集客・生産活動収入(A・B)・利用者就職のバランスを考えて対応することです。
1つ欠けてしまうと売上も安定しません。
多くの事業所が少なからず課題を抱えているのが現実です。
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